［2］フハク競泳水着

〜 フハク競泳水着 "専用" のサイズ表で選ぶ 〜

フハク（布帛）競泳水着は、大会・記録会用に超高速競泳水着として、
各メーカーが全国大会や世界大会に出る選手用に作った
フラグシップモデルで、最先端の技術と機能が詰まった生地が使われています。
まさにメーカーの腕の見せ所。

一人で着用が出来ないくらい着脱が難しく、苦しいくらいのタイトさが特徴です。

身体を締付け、水中の中で体表面積を小さくしすることで抵抗を少なくし、
姿勢もブレずにまっすぐに安定させるサポート機能もある為、
試合用に極めて高いパフォーマンスを発揮します。

各メーカーの最先端の技術と機能が惜しみなく投入されているため、
値段も各メーカーの一番高い価格帯に位置します。

余談なのですが、そもそも布帛（ふはく）という言葉の意味ですが、
ニット生地（１本の糸を絡ませたりしながら織り上げていく生地：
ジャージなどに使われるやや伸縮性があるのが特徴の生地）
に対して織物（おりもの）の生地の総称、全般をいいます。

織物（おりもの）を簡単にいうと、
たての糸とよこの糸を左右に運びながら織りあげて作られたものです。
シャツやブラウスなどの生地に利用されることが多いですね。
イメージとしてはあまり伸び縮みしない、非伸縮性が特徴の生地です。

フハク（布帛）競泳水着は非伸縮性が特徴の生地に、
ポリウレタンを35％前後も使用しているところがミソ。
引っ張れば伸びるといった感覚よりも、
伸びた時に戻るといった感覚の強い張りがあります。

サイズ選びは、各競泳水着メーカーの「 フハク（布帛）競泳水着のサイズ表」に従って、
「サイズ表」の基準に沿う適正なサイズをお選びください。

フハク（布帛）競泳水着は他の競泳水着とは別の特別なサイズ展開やサイズ表がある場合が多いです。
出来れば購入前に先輩スイマーに着用感やサイズ感をアドバイスもらえればベストです。

フハク（布帛）競泳水着は、各国内競泳水着メーカーの技術が詰まったもの。
機能面でも選手が最高のパフォーマンスが出せるようとても優れている反面、価格がとても高いです。
基本的に常時店頭に置いているお店はあまりありません。
試着が出来る機会は基本的にないと考えた方がよいかもしれません。

通常のサイズ展開表とは少し違い、取扱いや着用にも注意が必要です。

小さいサイズを選び、無理に着用されますと、
想定以上の強い力が加わる影響により、
水着の機能性や耐久性が著しく低下します。ご注意ください。

フハク（布帛）素材を使った水着は最先端の技術と機能がフル装備された商品で、
無縫製で生地の接合部をテープで圧着する特殊な仕様で作られています。
（この辺の技術力に日本のものづくりの力を感じます。
なのでフハク（布帛）競泳水着は日本製がほとんどです。）

ポリウレタンが30％以上織り込まれているものが多いので、
生地自体は伸びることは伸びるのですが、
身体にフィットするという意味で伸びるという訳ではなく、
締付けることでトップスイマーの泳ぎを力強くサポートし、
体表面を少しでも少なくして水の抵抗を小さくする機能面のための、
あまり伸びないように感じる強い伸縮性があります。
この点が布帛（フハク）競泳水着の特徴です。

大人一人では着用できないほどタイトで、
トップの選手でも長時間の着用はしないほどの締付け感です。

また着用には爪で競泳水着が破けるのを防ぐための専用のグローブや備品が必要となるなど
着用には十分な注意と時間が必要な競泳水着です。

価格帯としてはとても高価な競泳水着ではありますが、
トップ選手がFINAの公式大会・記録会等の「本番のみで着用」する目的の
機能性を重視した使用の商品で、
通常のスイミングプールで繰り返し使用するものではないことを
予めご了承ください。

１回の着用でも、競泳時に想定以上の強い力が加わった影響などで、
著しく機能性が低下したり、
数回の使用で使用者の身体にフィット、
もしくは生地が伸びて伸縮性が戻らなくなる場合もあります。

取扱いや使用には注意が必要です。